小学4年生頃から現在の高校1年まで、
わが子の家庭学習を伴走してきて思うこと。
このくらいの学年のいわゆる学校の勉強って
すべては高校入試さらに人によっては
その先の大学入試を受けることを視野に入れてするものだ、
と思っていたし、少なくとも私の場合はそう思ってやってきた。
もちろん高校を卒業して就職する道もあるだろうし、
スポーツや得意な何かを武器にして
進学やプロの道を考える場合もあると思う。
が、できるだけいい高校、大学に入って、
いい会社に就職して・・・というのが
多くを占める考えのではないかと思う。
できるだけいわゆる『いい大学=偏差値の高い学校』に入るために
学校で教わることを最大限頭に詰め込んで、
+αの応用力を訓練して、
決められた日に、紙の上にアウトプットする、のが最終目標。
5教科以外を測って行われる試験や
推薦による入試が増えたとはいえ
結局は内申点を使ったものが多いので
結果学校の勉強をメインとすることに変わりはないし、
それどころか両方をめざしたい学生的には
さらに大変になっている印象。
そしていざ現在の社会に目を向けてみると
世界経済には後れを取り、円の価値は下がり、
特にITの分野では教育が遅れ、その先にある人材が不足。
なのにITに関することやそれに付随する広い知識を
学校から正しく教わることはほぼ皆無。
それどころか生徒の方が詳しいのでは?というのが
私から見た2023年初めの現在の状況。
そんな感じで、世界経済の中で活躍し、
日本をひっぱっていくような人材、企業が生まれるなんて
なかなか確率の低いもののような気がするのだが。
なのでわが子には、もちろん教科書の勉強もしなければならないけど
それ以外の自分の武器、特にIT周りの何かを身につけてほしいと常々思い、
中学2年くらいからそう言って聞かせていた。
そのせいか、わが子は勉強はそこそこでもいいから、
自分のもつべき武器を探すことに義務感というか
焦りのようなものを感じていた時期もあった、と
高校入試ちょっと前に聞いてショックを受けたこともあったが・・・。
その辺が現状、まっすぐ一生懸命家庭学習できない原因であれば
私のせいなのかもしれないが・・・。
(いや、たぶん私同様、天然のなまけものだと思う・・・(;^ω^) )
話を戻して、
そのおかげ?もあってか、ちょっと前に
自分で調べてMOS (マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト) 資格をとりたい、と
言ってきた。
いっしょに本屋さんに行って問題集を買い、
授業や家庭学習の合間にやっている模様。
その資格を目指すこと自体は正解かどうかわからないけど
自分で動いたことにとてもうれしくて、
たくさん褒めて肯定しました。
部活はしていないものの定期テストや宿題、予習復習に追われる日々なので
なかなか進められてはいないかもしれないが。
いろんな業界で中学、高校生がプロになったり
何かを成し遂げて話題になることが多くなった気がする。
昔に比べてどんな業界でも16~18歳くらいは
もう大人と同じくらいの活躍はできるのではないかと思う。
なので、学校の勉強ばかりに時間を割くのはもったいないし、
できれば我が子には、受験に勝つ力以外の力を身につけてほしい。
そしてその手助けをするのが私ができることでもあると思う。