フレフレハハのあがもが記録

わが子の家庭学習とかをあがきもがき応援する様子をお届け

新しいスタートの春 環境の変わる春

日本の学校では4月は新しい季節。

1年生は新入学だし、

2つ以上クラスがある学校は

『クラス替え』があることが多い。

高校2年生になったわが子も

春休みがあけて新しいクラスになった。

昨年1年間高校1年生をすごしてきて

高校というところがどういうところかひと通り体験した。

実は去年の今頃は、朝登校するのがいやで

体調を崩して休むこともあった。

今になって本人に聞いてみても

どうしてそんなに学校に行きたくないのかはっきりはわからなくて

胃腸炎だと思って病院でもらった薬を飲んでいたくらい。

けど最近言っていたのが、

高校の勉強が負担なわけでもなく、いじめられてるわけでもなく

仲のいい友達が学校にいなかったから、という理由。

同じ出身中学から入学した子が数えるほどしかいなくて、

会えば話すような仲いい子は1人もいない状況。

10クラス近くあるので、仲いい子がいたとしても

同じクラスで過ごす可能性は低い。

けれども『知っている人が誰もいない』という事実が

『学校に行ってもつまらない』という考えになっていた様子。

今まで『学校に行きたくない』ということはなかったので

親の私もとまどいながら、向き合いながら

なんとか1年間通うことができた。

そしてクラス替えがあってまた新しく始まった1年。

去年の春、私自身も毎朝重ーい気持ちになっていたのを思い出して

ひょっとしてまた同じようになってしまうんじゃないかと

ちょっとだけ懸念。

日々話を聞いていると、去年同じクラスだったことお昼を食べたり

新しいクラスの子と話したりしているようなので

今のところ大丈夫そう。

 

わが子は『わが道を行く』タイプで

周りの目はあまり気にしない性格。

『来るもの拒まずでいろんなお友達と仲良くできます』

と通知表の備考欄に書かれたくらい。

なのにその彼にとっても周りの友達は

大事な存在だったんだと思った。

ふりかえってみれば

私は『クラス替え』がとてもとても嫌いだった。

とくに女の子は仲いいグループとかできてしまうことが多いので。

でも社会人でも新しい環境や新しい人間関係に悩むのは

よくある話。

子供だってまわりの環境に敏感だし自分だってそうだった。

去年1年そうやってすごしてきて学んだのは

ほんとにつらそうなときは思い切って休ませること。

同じ目線になって話を聞いて、共感して

体調を崩すほど行きたくなければ無理することは逆効果。

本人だって行った方がいいだろう、ってことはわかってるはず。

世の中の情報や実際のわが子の学校の話を聞いても

不登校は増えているのは確実。

高校生ともなれば、ほんとに自分に必要なことを

考えて見つけるように促し、

後悔のないように過ごす手伝いをするのが親かな、と思う。

何もかも初めての1年生と受験目前の3年生の間の2年生。

1年間悔いのないように過ごしてほしい。